ARアプリ「Virtex Arena」は、スポーツの試合中断時などに、ユーザーが試合会場に3D映像を投影して、観客席から楽しむために作られた。
2018年2月に開催されたアメリカンフットボールの大会スーパーボウルにて公開されたが、今回は野球版のアプリである。
創業者であり開発者のJeff Green氏は「アメリカンフットボールではいつでもタイムがとれるが、野球には3アウトで交代という決まった中断時間があり、このアプリが合っていると考えています」と話している。
9イニングの野球の試合では、最低でも17回の決まった攻守交代時間があり、観客は自分のスマホなどを通して実際の試合会場でプレイするバーチャルの選手を観戦したりして楽しめる。
現在はレッドやブルーといった球団名を使っている同アプリだが、Green氏の目標は、MLBからチーム名やロゴの使用権利を得て、アプリ内で使用すること。
「主な目標は、観客が楽しんでくれるものを創り出すことです。そして、できれば観客参加型のものにしたいと考えています」ともコメントしている。
本アプリは、ニューヨーク、シカゴ、ボストン、サンフランシスコ、セントルイスのスタジアムをモデル化しているが、シーズンが進むにつれて順次追加予定である。
Addressing Baseball’s Pace-Of-Play With Augmented Reality