三菱ケミカル株式会社は2019年4月10日よりスポーツ用の義足ブレード「Griffon Beak」の販売を開始する。
株式会社三菱ケミカルホールディングスグループのシンクタンクである株式会社地球快適化インスティテュートは、国立研究開発法人産業技術総合研究所・国立大学法人東京大学・MCCとパラアスリート向けの義足ブレードの共同開発を進めてきた。
本共同開発においては、バイオメカニクスと計算工学に基づいてコンピュータ上でアスリートの動作を再現できる「デジタルアスリート」を構築し、さらに2016年4月からスポンサーシップ契約を結んでいるパラ陸上競技の前川 楓(まえがわ かえで)選手の協力を得て走行データ等を組合せることで、義足走者の速度を最大化する義足ブレードの形状を導き出した。
従来品より踵部分が後方に突き出していることが特徴の1つで、これにより前方への推進力が高まることが期待できる。
この形状が鳥のくちばしに似ていることから製品名を「Griffon Beak」とした。
本日よりMCCのホームページより、受付を開始する。
https://www.m-chemical.co.jp/products/product-site/index.html
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・製品名:Griffon Beak
・販売価格:864,000円(税込)
今後もMCHCグループでは、この義足開発を通じて蓄積した技術を、義足走者だけでなく健常者の歩行をサポートすることにも活用し、広く社会に貢献することを検討していく。
三菱ケミカル、スポーツ用義足ブレード「Griffon Beak」を販売開始