株式会社電通国際情報サービス(以下ISID)は、英国DAZN(ダゾーン)が展開するスポーツ映像配信サービス「DAZN」の顧客サポートを支援するため、アマゾン ウェブ サービス(以下AWS)のクラウド型コンタクトセンターサービス「Amazon Connect」を提供した。
新システムは5月27日より稼働を開始している。
2016年8月に日本市場に参入した「DAZN」は、明治安田生命Jリーグ全試合の生中継をはじめ、国内外130種類・年間10,000試合を超えるスポーツコンテンツを、ライブとオンデマンドで提供するスポーツ専門の映像配信サービス。
その圧倒的なコンテンツの質と量、低価格・定額・見放題の料金体系、様々なデバイスで楽しめる視聴形態などから、日本のスポーツ視聴環境に大きな変革をもたらし、わずか2年半余りで急激にその知名度を上げている。
日本でのサービス運営を担うDAZNジャパンチームでは、事業成長に伴い増加する各種問い合わせに対応するため、柔軟かつ効率的な顧客サポートを実現する体制構築を目指し、ISIDの企画・提案のもとAmazon Connectの導入を決定したとのこと。
Amazon Connectは、電話回線、IVR(自動応答)、ACD(スキルベースルーティング)、レポート、通話録音など、コールセンター運営に必要となる機能をクラウド上で提供し、多様な入電パターンに応じたプロセスをユーザー自身が簡単に設定できるセルフサービス型のコンタクトセンターサービス。
初期投資を抑え、低コスト・短期間でコンタクトセンターを構築できる革新的なサービスとして注目を集め、2018年12月に東京リージョンでの提供が開始されて以降、日本企業での導入も進んでいる。
ISIDはAWSのソリューションパートナーとしてAmazon Connect導入支援サービスを提供しており、Amazon ConnectとCRMなどの業務システムを連携させた大規模コンタクトセンターシステムの構築も手掛けている。
DAZNジャパンチームは今回の導入に際し、他の顧客応対チャネルとの将来的な統合も見据えていたことから、本領域の実績と知見を有するISIDを導入パートナーとして選定した。
今後は順次、他システムとの連携によるシームレスなカスタマーサポートを実現していく計画だ。