パナソニック株式会社は、デンマーク・スーペルリーガのサッカークラブであるブレンビーIF(Brøndby IF)のスタジアムに当国スタジアム初となる顔認証システムを導入した。
本システムはスタジアムの安全とファン体験の向上に貢献するとともに、特にライバルチームとの対戦など大勢の観客が詰め掛ける注目の試合開催時のセキュリティスタッフの負担の軽減に大きく貢献する。
本システムは、従来、セキュリティスタッフが目視で行っていた要注意人物のスタジアム入場を防ぐプロセスを自動化。
パナソニックのセキュリティカメラと「FacePRO」顔認証ソフトウェアを活用し、過去に同スタジアムで迷惑行為を行うなどした要注意人物をシステムが検知した際、リアルタイムに自動的にスタッフへメッセージを送る。
スタジアムのセキュリティ対策およびファンの安全安心を向上することなり、コペンハーゲン同一都市のダービー・マッチなど注目される試合での安全安心の貢献が大いに期待されている。
さらに、顔認証技術によるセキュリティプロセスの自動化は入場ゲートでのチェックを加速するため、一般のファンのスタジアムへの入場を快適にもする。
同スタジアムは1試合の平均来場者が約1万4千人であり、要注意人物リストに登録されている人物は約100人もいる。
今回の顔認証システムの導入によって、セキュリティに関するスタッフの負担軽減が図れ、そのリソースを一般のファンへの入場支援とサービス向上に集中できるようになる。
ブレンビーIFの代表取締役社長ジェスパー・ジョルゲンゾン(Jesper Jørgensen)は、次のように述べている。
「本システムは入場ゲートでの要注意人物リスト登録者の確認プロセスの効率を大きく改善し、対象者がスタジアムに入れないことを確保する。当クラブは、常にファンのスタジアム体験を最適にし、最高のエクスペリエンスをファンに届けるため努力しています。本システムの導入はその方向への進化の一環になると考えています。」
デンマークのサッカースタジアムに顔認証システム「FacePRO」を納入