アディダス、アパレル新テクノロジーを実証したプロトタイプを発表

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アディダスは、2019年7月5日(金)、adidas by Stella McCartneyのコレクションより、衣類廃棄による環境破壊の問題解決に向けた2つの最新プロダクトを発表した。

このたび、廃棄された衣類をリサイクルしてうまれた素材NuCycl™繊維から作られた100%リサイクル可能なフ-ディーと、Microsilk™とセルロース配合繊維を原材料とするテニスドレスのプロトタイプを開発した。

この発表は、アディダスが掲げる、環境へのインパクトを極限まで失くしていくという長期的なコミットメントへのステップとなる。

世界全体の衣類・繊維製品の廃棄物は、年間で約9200万トンに及ぶと推定されている。

adidas by Stella McCartneyは、この問題解決に努めるべく、アディダスが掲げる“オープンソース”ストラテジーに基づき、提携企業として繊維技術企業であるEvrnu社及びBolt Threads社と共にプロトタイプを開発し、より持続可能な衣類の開発を実現した。

adidas by Stella McCartney Infiniteフ-ディー

ユニセックスモデルのadidas by Stella McCartney Infinite フ―ディーは、高機能繊維技術企業Evrnuとの連携により開発された。

本製品は、アパレルのリサイクル・再利用が着実に現実になりつつあることを実証している。

原材料には、Evrnuが開発したNuCycl™繊維60%、オーガニックコットン40%で作られている。

原材料は何度でも再利用可能で、さらに高い機能性を持つ製品として生まれ変わる。

adidas by Stella McCartney Biofabricテニスドレス

持続可能なバイオエンジニア素材・繊維の開発に取り組むBolt Threadsとの連携により生まれたプロトタイプ。

水、砂糖、イースト菌などの再生可能な材料を原料とする生物分解が可能なタンパク質を主体とする新素材Microsilk™に、セルロース配合繊維を織り込んだ全く新しい素材のテニスウェア。

これらの製品は、アスリートのための機能性と地球への配慮を両立させるという、シンプルな発想に基づき生まれた。

その実現に向け、アディダスは以下の3つの分野に重点を置き廃棄物の削減に取り組んでいる。

Made with Repurposed Plastic(再利用プラスチック原料の使用)

アディダスが今日まで取り組んでいる最大のチャレンジの一つである、使い捨てプラスチックへの依存および製品生産に伴うCO2排出量の削減という課題。

2015年に発売されたパーレイ・フォー・ジ・オーシャンズとのコラボシューズは、海から回収されたプラスチック廃棄物や深海の違法刺し網を原材料とする本分野初の取り組み。

試作品の発売から4年、本格流通に向けサプライチェーンも整備され、パーレイ・オーシャン・プラスチックTM製シューズ1100万足が年内に製造される予定だ。

目標は、2024年までに製品に使用する素材をすべてリサイクルポリエステルに移行すること。

Made to be Remade(再生を踏まえた生産)

製品が海岸や埋立地に廃棄されないよう、循環型のループを整備するセカンドステップ。

原材料を何度でも再生して利用できるクローズドシステムでは、原材料が分解された後、ペットボトルやエコバッグなどではなく機能性に優れたスポーツウェアとして新たに生まれ変わる。

本システムは、今年初めに発売された100%リサイクルが可能な機能性ランニングシューズFUTURECRAFT.LOOPや、この度発表したadidas by Stella McCartney Infiniteフ-ディーなどで導入されている。

Made to Biodegrade(生物分解を踏まえた生産)

製品が生物分解し、エコシステムへの回帰を実現する生物学的ループを整備する、将来を見据えた取り組み。

adidas by Stella McCartney Biofabricテニスドレスのように、アディダスでは天然資源や細胞・タンパク質に由来する素材を使用した製品開発の可能性を実証し、そして最終的に自然に回帰できる製品開発の未来をより色濃く描いている。

adidas by Stella McCartney サステナブルなスポーツの未来のために。アパレル新テクノロジーを実証したプロトタイプを発表

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