株式会社オンサイドワールドは、投球データ取得と機械学習に基づき、投手の肘のケガ予防と投球パフォーマンスを向上させるウェアラブルデバイス「motus BASEBALL(モータス ベースボール)」を2019年9月上旬に日本で公式発売。本日8月6日(火)より、先行予約受付を開始する。
2019年8月6日(火)から、今年も全国高校野球選手権大会(第101回)が開会された。
高校球児たちが繰り広げる死闘とともに、毎年多くの議論を呼ぶテーマの一つが、ピッチャーたちへの負担と将来的な肘の故障リスクについて。
・昨年の第100回大会では、金足農業の吉田輝星選手が、甲子園での歴代投球数2位となる合計878球を投球したことは、感動とともに将来の故障を危ぶむ声が多く上がりました。
・また、今年も岩手県予選の決勝にて、プロ注目の大船渡高校の佐々木朗希投手の故障を心配した監督が、決勝戦での登板を回避する判断をしたことで、賛否両論の議論が加熱しています。
また、MLB・NPBでも日本を代表する投手たちが、次々に肘の故障を発症し、トミー・ジョン手術(側副靱帯再建)を受けている。
2015年 ダルビッシュ有投手(現 シカゴ・カブス)
2018年 大谷翔平投手(現 ロサンゼルス・エンジェルス)
先日放送のNHKニュースで、これまで600件以上のトミー・ジョン手術を行った慶友整形外科病院(群馬県)の古島弘三医師が、手術を受ける4割が高校生以下であると言及。
実力のある選手ほど、勝利のためにチームが頼らざるを得ない状況から、故障リスクが高まるという問題を指摘している。
相次ぐ問題や議論を受けて、高野連は有識者会議からの提言をもとに来年度から投球制限等に関するのルール整備を検討。
既に、新潟県の高野連では、今年春の大会以降、1試合で一人の選手が投げられる球数を100球とする制度を導入し、ますます議論が加速している。
ただ、肘の故障は1試合当たりの投球数や登板間隔だけでなく、個人差(投球フォーム、体格、球種など)にも起因する。
そのため、100球未満であっても故障する選手もいれば、逆に100球以上ケガのリスク無く投球できる選手の登板機会を奪う事にもなりうるため、議論を難しくさせている。
有望な選手がケガで野球を諦めたり、それが原因でベストパフォーマンスを発揮できないことは野球会全体にとっての大きな損失。
同社は、多投による肘のケガの問題を受けて、既に米国メジャーリーグの15球団にて導入され、実績もある投球分析デバイス「motus BASEBALL」を日本にて公式発売する。
motus BASEBALLは投手がセンサーを搭載したスリーブを肘に着用し、投球することで、投球動作の数値やトレーニング量、肘のストレス値データを取得・蓄積。
これまで指導者や選手は、経験と感覚に基づいて投球を管理する他なかったフィールドに、データという客観的な判断指標を提供する。
数年にわたって取得された膨大なデータの機械学習によって、効率的な投球パフォーマンス改善や肘の故障の予防など、今後のトレーニングを一新するテクノロジー。
<motus BASEBALLの主な機能>
専用のiosアプリをダウンロードして、センサーと同期することで、motusは以下のような機能を提供します。
1. 肘の故障・ケガの予防
motusは投球データの機械学習によって算出された肘のストレス状態を数値化。一定値以下にストレス値を抑えることで、肘の故障リスクを大幅に軽減します。
2. 投球パフォーマンス向上
肘に過度な負担がかからない美しい投球フォームは、パフォーマンスの向上にもつながります。投球毎のデータを分析可能にすることで、フォーム改善のための客観的な洞察を与えます。
3. トレーニング設計
米国メジャーリーグをはじめとした一流の投手たちの投球データを元にして、motusがユーザーに合わせた投球トレーニングメニューを提案。トレーニング量の管理と、トレーニングの質をも高めるサポートを。
4. コンディショニング管理
試合当日のパフォーマンスは、その日を迎えるまでのコンディショニングができてこそ、最大化されます。試合予定日を予め入力することで、ベストコンディションを試合当日に持ってくるための練習量の管理を可能に。
■国内での発売予定について
2019年9月上旬に発売予定
2019年8月6日(火)より、公式サイトより先行予約受付を開始いたします【初回限定500台】
<先行予約・お問合せはこちら>
motus BASEBALL日本公式サイト
https://motus-baseball.site
メジャー15球団が導入する野球業界注目のウェアラブルデバイス「motus BASEBALL(モータス ベースボール)」が、遂に日本でも発売決定!投手の投球過多の回避と肘故障リスク低下に期待!