スポーツをテーマに全世界のスタートアップを支援するアクセラレーション・プログラム「SPORTS TECH TOKYO」は、8月20日にサンフランシスコ・Oracle Parkにて、ファイナリスト12社のプログラムにおける成果を発表した。
「SPORTS TECH TOKYO」は、スクラムベンチャーズと株式会社電通が共同で、世界中から募集したスポーツ系スタートアップの成長を支援し、企業にオープンイノベーションの場を提供する日本発アクセラレーション・プログラム。
この度、SPORTS TECH TOKYOは、サンフランシスコ・ジャイアンツのホームスタジアムであるOracle Parkにて、ファイナリスト12社のプログラムにおける成果を発表した。
会場には、日米を中心に世界中から、337人ものスポーツビジネス関係者および投資家が一堂に会した。
シリコンバレーの著名企業であるFacebookやCisco、Intel、米国有名スポーツリーグ・チームであるGolden State Warriors、Major League Baseball、WWE、米国著名VCのSapphire VenturesやGreycroftなどから有力関係者も多く参加し、ファイナリストや参加者間での交流を深めた。
イベントは、SPORTS TECH TOKYOのマネージング・ディレクターであるMichael Proman、プログラムオーナーである株式会社電通の中嶋文彦およびScrum Ventures LLC創業者兼ジェネラルパートナーの宮田拓弥による開会の挨拶から始まり、SPORTS TECH TOKYOでスポーツ・アドバイザリー・ボードを務める株式会社電通 取締役執行役員 兼 Dentsu Aegis Network Executive Chairman & CEOのTim Andreeによるオープニングスピーチ、San Francisco 49ersやAdidas Venturesからスピーカーを迎えたキーノートパネルを経て、ファイナリスト12社によるピッチを行った。
ファイナリストの1社「Omegawave」は、ウェアラブル端末から心拍や体内電気信号を取得することでアスリートに対して最適なコンディショニングやトレーニングを提案することが可能。
今回のプログラムにおいて、日本のナショナルチームやプロスポーツチームでの同社プロダクト導入が決定し、日本市場でのさらなる成長の足掛かりを築いた。
また、これからアジア圏での戦略的な事業拡大を企図する「4DReplay, Inc.」は、視聴体験にさらなる臨場感をもたらす360度ビデオソリューションを提供する。
今後、SPORTS TECH TOKYOパートナー企業とのセールスパートナーシップによって、東南アジア地域での開拓を進めていく。
その他のファイナリストも、SPORTS TECH TOKYOのネットワークや知見を活かしながら日本国内外のスポーツリーグ・チームや企業とともに見出してきた、産業にイノベーションをもたらす新たな事業開発の種を発表した。
<SPORTS TECH TOKYO ファイナリスト一覧>
● 3D Digital Venue (Mobile Media Content) https://3ddigitalvenue.com/
● 4DReplay, Inc. http://www.4dreplay.com:8080/
● DataPowa Limited http://datapowa.co.uk/
● edisn.ai https://edisn.ai/
● FitBiomics https://www.fitbiomics.com/
● Misapplied Sciences, Inc. https://www.misappliedsciences.com/
● Omegawave https://www.omegawave.com/
● Pixellot LTD https://www.pixellot.tv/
● Reely http://www.reely.ai/
● SportsCastr, LLC https://sportscastr.com/
● 株式会社ventus https://whooop.jp/
● WILD Technologies AI Ltd https://wild.ai/
世界最大のスポーツテックコミュニティ「SPORTS TECH TOKYO」がサンフランシスコのOracle ParkでWorld Demo Dayを開催