プーマが時計メーカーのフォッシルと提携し、スマートウォッチ市場に本格参入することがわかった。
フォッシルは、すでに「Q Founder」や「Venture」「Marshal」「Explorist」などのスマートウォッチを販売しており、提携ブランドの「マイケル・コース」や「ディーゼル」「エンポリオ・アルマーニ」などからも多数のデバイスを発表している。
自社ブランドを含め14のブランドから、300種類以上のウェアラブル製品を50カ国で21言語に対応させて販売している。
プーマとフォッシルの契約期間は2028年までで、2019年にも商品を発売するという。
フォッシルは、これまでグーグルのスマートウォッチ向けプラットフォームを積極的に採用しており、新製品もグーグルの「Wear OS(旧Android Wear)」を搭載するとみられている。
今回の提携に関して、プーマおよびフォッシルのCEOはそれぞれ次のように述べた。
時間はアスリートの成功を左右するもので、時計やウェアラブルにおけるパートナーは極めて重要だ。フォッシルのイノベーションを活用することで、プーマの顧客や世界有数のアスリートたちが納得する製品を作り出せるだろう
-プーマ ビヨン・グルデンCEO
プーマはスポーツブランドにおける世界のリーダーの1つだ。プーマのウォッチ・コレクションに我々のデザインと販売力を提供できることをうれしく思っている
-フォッシル コスタ・カーツォティスCEO
調査会社IDCは、ウェアラブル市場は今後も拡大が続くと予想しており、多くのファッションブランドが新規に参入し、スマートウォッチにセルラー方式の通信機能が組み込まれることで普及が促進されるという。
また、Wear OS系やアップルウォッチなどのスマートウォッチの出荷台数は、2021年に2017年の2倍の7150万台に達するとの見込みだ。
プーマがスマートウォッチに本格参入、フォッシルと提携で | Forbes JAPAN