今年、第122回目の開催となったボストンマラソン。
adidasはこの大会とのパートナーシップを30年継続しており、今年新たに7人のクルーと20台のカメラにより、参加者約3万人分、『約3万通りの動画』を生成する企画を実施した。
具体的には各ランナーがマラソンの走行中に、あるポイントにて撮影され、その撮影情報をもとにして各ランナーにカスタマイズした映像を作るというもの。
ランナーの一人一人が自らの姿を撮影されるポイントは、マラソンの15km地点とゴール地点。
ビブスに装着されたチップによりランナーを識別し、自動的に“その人用”の映像に反映されるのだ。
それ以外のポイントでは、カメラクルーが収めた(自らの走り以外の)ダイジェストシーンが散りばめられているという。
さらに、各自の中間地点やゴール地点での走行タイムも映像に反映されるとのこと。
本動画は、各ランナーがゴール後にメールで受け取ることができるようになっているとともに、特設サイトからもビブスの番号で検索してアクセスすることができる。
ボストンマラソンで当企画が実施されたのは今年が初めて。東京マラソンでもランナー向けの写真の販売やゴール時点の映像配信が行われているが、「マラソンに参加した」という思い出を残したい、シェアしたいというランナーのニーズを満たす新たな試みになった。
なお、この企画を担当した代理店が、実際に生成されたムービーをTwitterアカウントで公開している。
30,000 videos for 30,000 #BostonMarathon runners, delivered within hours of the race. Our latest for @adidasrunning is “Here to Create Legend,” featuring personalized highlight reels driven by RFID data. Explore the work: https://t.co/e1AqAmDaYm #HereToCreate pic.twitter.com/kwm8HT0KdC
— Grow (@thisisgrow) 2018年4月17日
まるでスポーツニュース!adidas、ボストンマラソンでランナー一人一人のムービーをプレゼント:MarkeZine(マーケジン)