Huluの米国のユーザー数が2000万人を超えた。エミー賞の主要5部門を制覇したオリジナル作品「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」などの人気もあり、会員数は2017年第4四半期から約18%増えたという。
一方、競合のネットフリックスの米国会員数は約5500万人だ。
生放送を避けてきたネットフリックスに対し、Huluはストリーミングだけでなく生番組を配信することでアメリカでの成功につなげてきた。
ネットフリックスが生放送を避けてきたのは、スポーツのライブ配信を行えばユーザー数を増やせるがスポーツ番組はコストが高く、仮に配信が始まったとしても別料金になるか月額利用料の引き上げが必要になるからだ。
しかし、アマゾンプライムも生放送を行っているため、ネットフリックスもいずれは生番組に参入する必要があるかもしれない。
問題はテレビ局がどう反応するか。Huluのように株主がケーブルテレビの株主と同じではないため、CBSやNBCなどがネットフリックスに番組を提供するとは考えにくい。
また、ディズニーが独自のストリーミングサービスを展開するとみられているため、ネットフリックスは、ディズニーとマーベルのコンテンツもいずれ配信できなくなる可能性が高いのだという。
Huluでは株主のディズニーやFox、NBCなどの番組も視聴できる。
Huluはネットフリックスやアマゾンと同じ規模で、世界でサービスを展開しているわけではなく、世界に目を向ければ1億1700万人の有料会員を持つネットフリックスが、依然として王者なのだが、今後動画配信サービスの競争がどうなっていくのか気になるところである。
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ネットフリックスを猛追のHulu「スポーツ中継」が強みに(Forbes JAPAN) – Yahoo!ニュース