株式会社アクロディアと、野球をメインとしたスポーツおよびアウトドア用品を扱う老舗メーカーの株式会社エスエスケイ(SSK)が協業し、IoT野球ボール『SSK i・Ball』を9月に発売することを発表した。
『SSK i・Ball』は、硬式野球ボールの中心部に9軸センサー(3軸加速度センサー、3軸地磁気センサー、3軸角速度センサー)を内蔵した IoT製品。
ボール本体は、硬式野球ボールと同じ重量、同じ固さ、同じ素材で作られている。
ボール本体を投げると投球データがスマートフォンに転送され、「球速、回転数、回転軸、球種、変化量、腕の振りの強さ」を計測し、専用サーバーで投球データの解析が可能だ。
これまで、ボールの「キレ」「伸び」などは主観や感覚的に評価されることが多かったが、球速だけでなく回転軸や回転数も数値化し、効果的な練習ができるようになる。
メジャーリーグでは全30球場に設置され、日本でも続々と導入が増えてきている「トラックマン」により、データ分析はチームの強化や戦略に活用されるだけでなく、テレビ中継を通じて観客も関心を持つようになってきた。
こういったデータ測定は、プロ球団だけでなく、『SSK i・Ball』によって、河川敷や草野球グラウンド、学校のグラウンドなど、あらゆる場所で誰でも手軽に可能になる。
投球のデータをチームで蓄積し、比較分析ができることで、チーム全体として、「投手のコンディション管理」「投手の育成」に活用できるといい、将来的には「スカウティング」への利用も見込まれているとのこと。
アクロディア、SSK と協業し『SSK i・Ball』を発表!
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