株式会社Jリーグホールディングスは、エグゼクティブ向け転職サイトのビズリーチで、デジタルマーケティング・システム責任者(ITスペシャリスト)の公募を開始。
応募期間は、2018年6月14日から7月11日まで。
1993年に始まったJリーグは、2018年に開幕25年を迎えた。
Jリーグの重点戦略の一つとして「デジタル技術の活用推進」を掲げる村井満チェアマンは次のように語る。
Jリーグでは2016年度の事業計画から、重点戦略の一つとして「デジタル技術の活用推進」を掲げています。J1、J2、J3クラブの試合が日々あるということは、短期間に数千人を超えるモビリティーが発生し、一定の大きなトラフィックが生まれているともいえます。スタジアムの中で起きている全てが、いわばビッグデータ生成の好機。活用しない手はありません。
試合結果の速報をはじめ、お客様のニーズもリアルタイム性にあるためデジタルとの親和性も非常に高い。2016年にはパフォーム・インベストメント・ジャパン社との放映権契約を結びましたが、年間1,000試合を超える映像の制作著作権をJリーグが持つことを了承してもらえたことで、従来よりも映像を活用したプロモーションを積極的に行えるようになりました。たとえば、リーグの公式SNSは前年からそれぞれ大きく利用者数が増えており、今後の活用の余地も多く残されています。
また、「スマートスタジアム事業」として、選手の動きを追尾するシステム、ビデオ判定、来場者へのWi-Fi提供、デジタルサイネージなど、スタジアム・ホームタウンのICT化も推し進めています。他にも、Jリーグに所属する全54クラブが一括して使えるデジタルプラットフォームを整備し、スマートフォンアプリを活用した情報発信、物販、チケット販売などが行えるようになりました。
通信システムが5Gに移行すれば、さらに「できること」は増えていきます。あらゆる場所で、Jリーグの可能性がデジタル領域によって花開く機会を待っています。その根本にあるのは、サッカーにまつわる「見たい、知りたい」というストレートな思いです。それらを正直にかなえていく、好奇心あふれる方からの応募をお待ちしています。
デジタル戦略を推し進めるのは、Jリーグスタッフに加え、協業パートナーからの出向者など、総勢20名を超えるプロジェクトチーム。
IT・Webサービス系の企業の出身者など、経験豊かなスペシャリストが集っている。
今回募集するポジションでは、エンジニアとしてのスキルを持ち、5年以上の開発実務の経験を持つ方。
Jリーグの掲げるビジョンに共感し、広範なデジタル戦略を担っていくために、常に新しい技術を学び業務にフィードバックできるような意欲のある人材だ。