テクノロジーの進化によってスポーツ観戦は大きく変わろうとしている。
そのひとつでもあるのが、ワシントン大学とFacebook、Googleによる、テーブル上にサッカーの試合を3Dで立体的に再現する研究「Soccer On Your Tabletop」だ。
これは、6月18日から22日までアメリカ・ソルトレイクシティで開催されていた「2018 Conference on Computer Vision and Pattern Recognition」で発表された。
2次元的なサッカーの試合映像をAR(拡張現実)によってテーブル上に3次元的に生成。単なる映像ではひとつのアングルからしか見られなかったものが、複数のアングルから見ることができるようになる。
マルチアングル機能を用いた動画配信も近年増えているが、3Dで見ることができるのは単純にすごい。
仕組みとしては、映像から選手一人一人の動きを追跡し、深度のデータなども取得して3D映像化しているようだ。
選手の3Dモデルには、サッカーゲームの「FIFA 18」を使っている。
まだ研究段階で不完全なものの、ここまで技術は進んでいるのかと驚かされる。