動画用クラウドサービスの大手プロバイダーであるブライトコーブ株式会社は、株式会社毎日新聞社と株式会社毎日放送が共同運営した第90回記念選抜高校野球大会の公式サイト・アプリ「センバツLIVE! 2018」のライブ動画配信に、ブライトコーブのクラウドベースのライブストリーミングソリューション「Brightcove Live」が活用されたことを発表した。
毎日新聞とMBSは、2016年から共同で、センバツ高校野球大会の全試合を公式サイトおよびスマートフォンアプリで動画配信する「センバツLIVE!」を開始。
両社は、センバツLIVE!を運営する上で、動画コンテンツの無料提供を支える動画広告においても、TV放送と遜色ない体験を届けるための取り組みを続けている。
センバツLIVE!を開始した2016年には、動画広告としてプリロール広告(再生前に配信される広告)を展開したが、平均30分を超えるセンバツLIVE!の視聴時間を活かせず、広告効果も測定できないという課題が残った。
翌2017年には、初めてミッドロール広告(動画中に配信される広告)を導入したが、年々拡大するセンバツLIVE!の膨大な視聴者に対して、高度な技術を用いるミッドロール広告を展開するには、さらに安定感のある動画プラットフォームが必要に。
両社は、動画配信におけるミッドロール広告の豊富な実績や知見と、SLAに基づく日本品質のサポート体制を決め手に、センバツLIVE!2018を運用する動画プラットフォームとして、ブライトコーブのBrightcove Liveを導入することを決定したという。
センバツLIVE!2018の動画配信はBrightcove Liveにより構築され、障がいが発生することなく、センバツの全35試合の動画を、昨年を上回る延べ300万人以上(オンデマンドも含む)の視聴者に届けることができた。
最大同時視聴者数が10万人を超える高トラフィックの中でも、バッファリングもないシームレスな形でミッドロール広告が展開された。
このミッドロール広告は、Brightcove Liveのサーバーサイド広告挿入(SSAI)ソリューションで実現。
SSAIは、途切れることのないTVのような視聴体験の提供を可能にする広告挿入技術で、広告インベントリや広告視聴時間の増加に繋がり、広告収益を改善できる。
ブライトコーブはBrightcove Liveにより、ライブとオンデマンドの包括的な管理とライブ中継に必要な機能を一気通貫で提供し、両社の運用コストの削減も実現。
また、両社の過去のBrightcove Liveによるライブ中継や、毎日新聞が2017年の第88回都市対抗野球大会のライブ中継で大規模にSSAIソリューションを活用した経験も、短期間でのプラットフォームの開発に活かされている。
毎日新聞とMBS、センバツLIVE! における 10万超の同時視聴者へのシームレスな広告体験を Brightcove Liveで実現 | Brightcove