米インテルは25日、スペインのバルセロナで「Mobile World Congress 2018(携帯通信関連見本市)」に合わせて開かれた説明会にて、2020年の東京オリンピックに5Gテクノロジーを導入することを発表した。
インテルは2016年から2024年まで五輪公式スポンサーを務めることになっており、その最初の五輪となった平昌オリンピックでは、開会式で世界ギネス記録となる1218機のLEDドローンを飛ばして大きな話題となった。
詳しくは、「平昌五輪の開会式で行われたLEDドローンショーでギネス世界記録を更新」を見てほしい。
また、超高速通信の5Gネットワークを使ったスポーツ観戦体験のイベントも行っていた。
こちらも、詳しい内容は「スポーツ観戦が変わる!?平昌五輪で行われた5Gネットワークの実証実験」を見てほしいのだが、どういう技術が平昌五輪で試されていたのか簡単に紹介したいと思う。
たとえば、スピードスケートの競技場に設置された100台のカメラによって、様々な角度から映像視聴できたり、クロスカントリーにおいては選手の位置をGPSで特定し、タブレットで気になる選手を選択することで、その選手の近くにあるカメラ映像を見ることができるなど。
今までになかったスポーツ観戦の形が実現した。
そしてインテルは次の東京オリンピックに向けた取り組みも進めており、インテルのEvans氏は、360度の8K動画ストリーミング、スマートシティセンサーとコネクテッドカー、選手向けのAIの利用の3つをフォーカスポイントにあげている。
また、2020年の5G商用サービス実現に向けて、NTTドコモとトヨタ自動車と提携することになる。
今回平昌オリンピックで試された技術がさらに進化し、東京オリンピックで5Gテクノロジーを駆使したスポーツ観戦ができたら、もっとスポーツが盛り上がるのではないかと思う。
2020東京オリンピックにおいて、インテルの5Gテクノロジーがスポーツから交通までのあらゆる変革に貢献 | インテル ニュースルーム