ミズノは、ミズノウェーブと新素材によってフィット性と安定性の両方を兼ね備えたランニングシューズ「WAVEKNIT R1」を、3月20日から全国のミズノ品取扱店で発売する。
一般的にニット素材は、デザイン性に加えて、軽量性や通気性、フィット感のある柔らかい履き心地が求められるものだが、フィット性を高めるために柔らかくしすぎると安定性が損なわれたり、逆に安定性を高めるために硬い素材を使うとフィット性が損なわれてしまうという課題がこれまであった。
しかし、そのフィット性と安定性という相反する性能の両立を実現しているのが今回発売される「WAVEKNIT R1」であり、それを可能にしたのがミズノ独自の波形パターンや素材である。
WAVEKNIT R1の特長
シューズのソールには、グローバルで販売実績のあるランニングシューズ基幹モデル「WAVE RIDER 21」と同じ素材・構造を採用しており、ミズノウェーブも使用されている。
ミズノウェーブとはミズノ独自の波形プレートのこと。横の動きに対する安定性と、縦の圧力に対するクッション性を兼ね備えている。
また、「WAVEKNIT R1」はニットアッパーシューズということで、ミズノウェーブと同じく「波」をコンセプトにした新素材「WAVEKNIT」を開発し、アッパー部分においてもフィット性と安定性の両立を図った。
アッパーの側面にも使われているのだが、波状で厚さの異なる編み模様になっているので、厚みのある部分は他に比べて伸縮性が低いためストレッチ性を抑制するなど、走るときに横ぶれしやすい方向に対してもほどよいホールド性を発揮する。
それでいて、ニット素材の履き心地がもたらす柔らかなフィット性も損なわれないという。
また、昨今ランナーの間でドロップの認知が高まっている。
ドロップとは、かかと部分とつま先部分のソールの厚みの差のことで、より効率よく走るためには自分に合ったドロップのシューズを選ぶこともシューズ選びのポイントの一つ。
一般的にドロップが低いほど前足部・中足部接地になるので地面との接地時間が短い上級者向き、ドロップが高いほど着地した際の衝撃をシューズが吸収してくれるので初心者向きだといわれている。
「WAVEKNIT R1」のドロップは12mmとなっており、これは1キロ5〜7分のタイムで走る人に適しているそうだ。(ミズノ調べ)
ミズノがニットアッパーのランニングシューズを発売するのは今回が初めてで、世界統一モデルとして販売する予定である。
発売から半年間で、グローバル46,000足、国内5,500足を販売目標としている。
走れるニットアッパーシューズ「WAVEKNIT R1」発売| ミズノ