株式会社毎日新聞社と株式会社スポーツニッポン新聞社は、デジタルビジネス強化を目的に折半出資によるデジタル新会社「CYMES(サイムス)」を設立、10月1日から事業を開始した。
最先端のITを活用し、メディアビジネスやスポーツ関連ビジネスに積極的に取り組んでいくという。
スマートフォンの普及に加え、高速大容量の5G通信の実用化が目前に迫る中、メディア環境も大きな変革期を迎えている。
2020年東京五輪・パラリンピック開催、そしてその先の未来に向け、国内で最も歴史のあるメディアグループとして蓄積されてきた多様なリソースに、人工知能(AI)やブロックチェーンなど最先端のデジタル技術を組み合わせて、メディアビジネスやスポーツ・マーケティング分野で新たな価値の創造を目指す。
社名である「CYMES」は、サイバースペース(CYBER-SPACE)における、メディア(MEDIA)+戦略(STRATEGY)を組み合わせた。
毎日とスポニチの頭文字も込めているとのこと。
毎日、スポニチ両社は、デジタル分野の収益基盤強化に向け、関連リソースを集約して事業領域を拡大することを目的に、17年夏に新会社化に向けたプロジェクトチームを立ち上げ、18年4月に準備会社「毎日スポニチデジタル企画株式会社」を設立、事業会社化に取り組んできた。
ニュースサイト「毎日新聞」や「スポニチアネックス」など既存ビジネスは当面両社で運営し、新会社は外部企業との連携やオープンイノベーションを活用した新規事業の構築を中心に取り組む。
毎日新聞とスポーツニッポン、デジタル新会社「CYMES」を設立