スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」は、日本時間10月21日(日)11:00より、米ラスベガスで開催されるボクシングWBA世界ミドル級タイトルマッチの模様を独占ライブ中継する。
香川照之氏には試合当日の特別ゲストとしてご出演いただき、試合開始まで、ラスベガスで取材した最新映像と、過去試合の名シーンを振り返りながらボクシングにまつわる秘話を披露していただくとのこと。
香川照之独占インタビュー
香川照之氏:ミドル級という階級は、草創期100年以上前のボクシングができた時からあった階級のひとつです。アメリカという国がボクシングの最先端の先進国だとするならば、アメリカ人の身体のサイズに一番フィットした階級です(ミドル級の規定体重69.85kg~72.57kgは欧米人の平均体重70kg~80kgから近いため)。日本人の身体にフィットした階級がフライ級、バンタム級だとしても、それよりもはるか20kg近く重い。ミドル級という階級がアメリカ人の平均的な体型にマッチした、ボクシング先進国の人たちにマッチした階級であるならば、とても層が厚く、多くの強者たちと戦い、それに勝たなければならない。日本人にとっては最初から大ハンデを背負っている階級です。その階級で村田諒太という一人の彗星の如き存在が現れました。オリンピックで金メダルを獲り、世界チャンピオンになりました。このことも含めて我々は今、「体感している以上の奇跡を目の当たりしている」ということを村田選手が感じる必要があります。そのような階級だと思います、当たり前のように受け入れているけれども。