キヤノンは、先端イメージング技術によるスタジアム映像ソリューションの実用化に向けて技術開発に取り組んでいる。
10月27日(土)に日産スタジアム(神奈川県横浜市)にて開催された、ラグビーのニュージーランド代表とオーストラリア代表の伝統的な試合「ブレディスローカップ2018」で、キヤノンは冠スポンサーとして特別協賛するとともに、自由視点映像生成、ライブビューイング、広域セキュリティの実証実験を行った。
さまざまな位置で好みの方向から映像を見ることのできる自由視点映像の生成、視野を覆う大画面と立体音響でスタジアムにいるかのような臨場感のある映像のライブ上映、細部まで再現した迫力ある高精細8K映像のライブ上映の実証実験を行った。
あたかもスタジアムで観戦しているかのような臨場感や、フィールドに入ってプレーしているかのような没入感を体験できる映像サービスやコンテンツの提供を通じて、新たなスポーツの楽しみ方の実現を目指す。
さらに、ネットワークカメラを用いた広域セキュリティの実証実験として、事前登録した人物の検出・追跡、群衆人数のリアルタイムカウントおよび時間帯ごとの混雑状況解析を行った。
データを活用した高度な警備対策や、データ分析を通じた混雑緩和など、安心・安全なスポーツ観戦環境の創出を通じ、円滑な大会運営の支援を目指す。
キヤノンは、スタジアム映像ソリューションの実用化に向けて、長年培ってきた入力から出力までの製品や技術に加え、映像の制作プロセスや活用方法の革新、新しい映像体験の提案、映像解析技術の進化を加速していく。
これらの先端技術により、スポーツやエンターテインメントなどさまざまなイベントにおいて、新たな楽しみ方の提案や安心・安全な環境の創出に寄与していくという。
スタジアム映像ソリューションの実用化に向けた技術開発を加速 「キヤノンブレディスローカップ2018」で実証実験を実施 | キヤノングローバル