ドライブラインベースボールとMLBのチームが、生体力学的に理想的なスイングの実現のためにKモーションを活用

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野球の打撃に関する議論は、バットを振る速度とバットを振り出す角度についての膨大なデータのおかげで、近年かなり変化してきている。

もちろん、それらのデータは、主な攻撃指標である打率やホームラン数といった、プロセスではなく結果としての野球データよりもまだ粗削りではあることは否めない。

現在、多くのメジャーリーグのチームや、シアトル郊外にあるドライブラインベースボールといった、いくつかのトレーニングセンターが、もともとはゴルフから始まったウェアラブルテクノロジーに注目している。

そして、それはボールの動きよりも、選手がどのように動くかを知るためである。

Kモーションは、スイングの生体力学的な動きを追跡し定量化することのできるベストを製造している。

ドライブラインの打撃コーチであるジェイソン・オーチャートは言う。

「アスリートがスイングするときにどのように動いているかを客観的に理解することは、私たちにとって、とても重要でした。これまではビデオを使ってきましたが、限界があったのです。」

この技術は全く新しいものではないものの、これまでは生体力学の研究室に委ねられており、持ち運びが難しく、また非常に高価であった。

オーチャートは、ドライブラインの施設では、15個のカメラを使用して6つのデータにまとめることができると言う。(ドライブラインの技術は、最先端の投球技術に役立てられている)。

しかしながら、打撃に関するデータを取るには、投球時のデータ取りにはないリスクが存在する。

なぜなら、ボールがどこに飛んでいくか分からないからである。

動きが予測不能なボールと高価な機器の組み合わせは危険そのものである。

「もしボールが高価な機械に当たってしまったら、カイルはあまりハッピーでないでしょうね。」と、オーチャートは、ドライブラインの創設者であるカイルを引き合いに出して言った。

Kモーションベストはどこでも使用でき、一連のバッティング動作における、選手の胴体と骨盤が曲がる速度と度合、そして身体の回転を詳しく記録できる。

そして、それらの打者の姿勢と体位の測定データが、機械的欠陥を特定し改善するのに役立つ。

シアトルマリナーズはKモーションの顧客のひとつで、彼らはマイナーリーグの打者に向けて、その機械を活用する専門のコーチを雇った。

ドライブラインでは、トレーニングセンターのどこにいても打者のデータを収集することができる。

「Kベストのおかげで、ピッチングマシーンや本物の投手からのデータを収集することができるようになりました。打者が本当の試合に出ているときと同じようなデータを集めることができるのです。」とオーチャートは言う。
 
ドライブラインは、Kモーションを含む評価基準を通じて、すべての新しい打者のデータを収集している。

そのデータは、リアルタイムで提供され、迅速な修正に役立てられる。

同時に、これら集約されたデータは、機械学的な全般の理解にも役立ち、Kモーションのフィードバックは、選手のトレーニング方法を変える可能性がある。

オーチャートは次のようにも言っている。

「最初は、Kモーションをデータの収集のためだけに使用します。なぜなら、どのようなスイングがベストであるのか私たちは知らないでしょう。私たちには考えがあります。けれども、ドライブラインにおいては、何が真実で何が真実でないかに対して、最新の注意を払うべきです。」

70人以上のプロ選手の打撃データのおかげで、ドライブラインは、理想もしくは限りなくそれに近いバッティングフォームを見つけることができた。

オーチャートと彼のチームは、打者の一連の動きを、あるべき姿として示される動きと比較することができる。そして、それに応じて打者のトレーニングや訓練を調整することができるのだ。

さらにオーチャートは次のように言っている。

「Kベストが上半身の重要性を分からせてくれました。打撃において、原動力、つまり骨盤と胴体の動きについては、多くの議論がなされます。それらはもちろん重要ですが、世界で最も良い打者は、腕と手首を使ったエネルギーの伝達が非常に上手いことを、私は発見しました。彼らは、一連の動きのなかで力を強めることができているのです。」

ドライブラインは、有名な高校と大学の打者を調査し、そのグループ化の明確なパターンを見つけた。

打撃コーチが「鞭打ち」と呼ぶ、より強い力をつくるための手の動きを、何人かの若い選手はできず、彼らのスイングスピードは、胴体の回転スピードと全く同じになってしまう。とオーチャートは言う。

時として、問題は機械的なものではなく身体的なものであると、Kモーションの代表取締役である、ミカエル・チューは言う。

彼は、バレーボールによる右ひざの怪我を負ったことがあるが、自分自身の体の動きを知るその機器を使うことで、彼は自分自身のジャンプと着地の方法に問題があることを発見した。

技術の応用範囲は広い。チューは、スクワットの動作を確認するためにもその機器を着用した。

短距離陸上選手やスケーターは、ベストを効率的な動きを確認するために使ったりしている。

最近では、オーストラリアのスキージャンプ選手も使い始めている。

野球は最も人気のある市場だ。MLBの顧客が2から12になるまではあっという間で、またアマチュアの打者も機器を買い始めていると、チューは言う。

身体的な才能はいつも限定要因にはなるものの、プロ選手のスイングをわずかながらに調整するだけでも、大きな効果がある。

「野球の試合では、選手のバッティングフォームを変えることができれば、その選手はより良くバットを振ることができるようになります。」そして、「それは、キャリアを左右するような改善になるのです。」と。

Driveline Baseball, MLB Teams Use K-Motion for Swing Biomechanics

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