FCバルセロナのデジタルディレクターが熱狂的なファンに向け、新たな製品を提供

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FCバルセロナのカンプノウスタジアムは、バルセロナにあるもう一つの複合スタジアムであり、スペインで2番目に人気のあるレスコルツスタジアムを大きく上回る人気がある。

カンプノウスタジアムには、FCバルセロナのスローガンである「Més que un club(単なるクラブ以上のもの)」という黄色い文字が大きく描かれている。

その「単なるクラブ以上のもの」というスローガンは、スタジアムの大きなスペースを占めており、スタジアムの2階と3階の青色の観客席にフィールドと同じ長さで刻まれている。

この特徴的なスローガンのおかげで、非営利団体であるFCバルセロナスポーツ協会のイノベーションが促進され、またFCバルセロナはソーシャルメディアにおける、スポーツ界で最大の存在であることができるのだ。

FCバルセロナは、単なるサッカークラブではない。

巨大なエンターテインメント会社(そして、イノベーションの中心)である。

昨今、スポーツチームは、熱狂的なファンに向けてプレミアムのついた商品やサービスを提供しし、さらにはサッカー人気が高まっているアメリカや中国での人気拡大に力を入れている。

FCバルセロナのデジタルディレクターであるエンリック・ロパートはこう言う。

「世界中のファンのことを考えるとき、我々は自身がグローバルエンタテインメントのブランドであると認識しています。世界に誇るコンテンツや商品、サービス、デジタル体験を通じて、世界中のファンとつながりたいのです。」

今の仕事を始めてから6か月が経ち、ラポートは、クラブのオンラインでの影響力を維持することが重要であると気づいた。

彼は、カンプノウスタジアムのすぐ隣に位置する、会社のオフィスの2階で精力的に働いてきた。

新しい戦略をたてたり、新しい製品やサービス、最新技術を活用したファンをさらに惹きつけるような体験を開発したりしてきたのだ。

FCバルセロナは新しいウェブサイトをオープンし、来週には新しいアプリもリリースされる見込みだ。

ラポートは、アプリが熱狂的なファンに直接はたらきかけるものであると言う。

彼は、現在新しいアプリ内の機能をテスト中であり、その機能とは、アプリをサブスクリーンで立ち上げ、試合のライブをより豊かにさせるものである。

ラポートは続けてこう言った。

「アプリにとって、試合は、関連付けられ、価値を付与することのできる大きなチャンスであると考えています。そして、世界中の熱狂的ファンとの、おそらく“最も重要な”コミュニケーション手段のひとつです。アプリは、熱狂的なファンを惹きつけるためにかなり重要な役割を果たし、“新しい”製品やサービスの開発のためのキープラットフォームになり得る。」

これらの先進的な取り組みの中には、従来と同じような内容も含まれる一方で、データを統合した新しい内容も含まれる。

アイディアのひとつは、選手の動きを追跡する技術のような新しいデータソースを使用して、90分の試合の間中にファンを惹きつけることだ。

ラポートは、競争と戦略のため詳細を述べることはしなかったが、新しい製品やサービス、体験が開発段階にあり、そのような技術を活用することをほのめかした。

彼はこう言った。

「我々はこのレベルのデータをファンに影響することができる。これは、我々が、将来性があると見込んでいることです。きっと面白いことになるでしょう。」

FCバルセロナは、ラポートが「野心的フォーマット」や流通モデルとして紹介したことのうちのいくつかを試しているところだ。

先月、バルセロナは、アプリ内での30分のプレ・ゲームショーや、アプリ内で実況される試合のライブ画面に人々がカラフルなコメントを流すことができる他のショーを試し始めた。

ラポートは言う。

「試合の前も、試合中も、そして試合の後も、ファンに寄り添っていたい。我々は、可能な限り最良のFCバルセロナの体験を提供し、ファンにゲームを身近に感じてもらうことでそれを可能にしたい。」

バルセロナが、世界中のファンへのアピールのために、ファンデジタルプラットフォームとソーシャルメディアを活用しようとしていることは、結果的にオンラインでの観客を大きく増やすことにつながった。

フォーブス誌によると、2016年には、Facebook, Instagram, Twitterといったソーシャルメディア上のフォロワーが、NFLの全チームを合わせて1億4千100万人であったのに対し、FCバルセロナはそれを上回る1億4千800万人のフォロワーを獲得した。

そして、10億4500万ものソーシャルメディア上での交流がなされ、それは2,530万ドル相当の広告効果を生み出した。

それは、141百万のフォロワーをもつレアル・マドリッドや、88.4百万のフォロワーをもつイングランドプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに勝るものだった。

FCバルセロナとレアル・マドリッドは、よく比較される。

リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウド(現在はユベントス所属)という二人のスポーツにおける最大のスター選手を擁していたからだ。

FCバルセロナは、世界中にいる、実際の試合に足を運んだことはないファンとつながるため、デジタル分野に力を入れている。

その意味では、NBAの戦略と似ている。NBAは、ファンとのつながりや製品改良に焦点を当て、バーチャルリアリティに基づいた選手のトラッキングデータやEスポーツリーグを展開し、世界中のNBAファンにアピールしている。

ラポートはこうも言う。

「FCバルセロナのファンは、世界中に300万人、いや400万人もいます。しかしながら、彼らの多くは、バルセロナやカンプノウスタジアムに一生訪れることはないでしょう。だからこそ、我々は、これらの製品やサービス、デジタルチャンネルを通じたコンテンツをどのように作れば、ファンの皆様がFCバルセロナとつながっていると感じ、ファンであることを誇りに思ってくれるのかで頭がいっぱいなのです。

FCバルセロナのサッカーフィールド内外でのトピックスに関わる限定コンテンツを探すだけでなく、彼らは、特に重要な地域におけるインターナショナルチームの拡大にも注力している。

FCバルセロナにとって、中国はまだ最大の市場ではないものの、国家主席の習近平が主導して中国をサッカー先進国にしようとしていることは非常に追い風であると、ラポートは考えている。

バルセロナのデジタルチームは、すでにFCバルセロナ香港オフィスに中国国内でのデジタル戦略を担う正規社員を雇った。

同様のポジションは、FCバルセロナのニューヨークオフィスにも設けられる予定で、サッカーが人気を獲得しつつあるアメリカでのファン拡大に注力することになる。

主要なマーケットに特化したコンテンツや製品が開発される一方で、バルセロナの本部によって全体戦略と目標が推進される。

ラポートは言う。

「地理的な関連性が高まるほど、我々が各国での市場で得られるサポートが大きくなる。」

これらの取り組みのすべては、もちろん、ファンのデータと結びつけられる。FCバルセロナがファンについてのデータを集めれば集めるほど、製品やサービスの開発が進み、トップラインの成長とブランド認知度を上げるために、より特化したサービスが生み出される。

ラポートは言う。

「グローバルファンについて、知り得る限り多くを知りたい。そうすれば、彼らともっとつながることができるからです。ファンのデータを得ることができれば、ファンが求めているものをより詳しく、正確に知ることができるようになり、最終的には彼らに製品やサービスを買ってもらうことができる。」

FC Barcelona’s Is Targeting Dedicated Fans With New Products

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