日本勢最年少となる19歳162日で、今年6月に米ツアー初勝利を挙げた畑岡奈紗。
そのわずか4ヶ月半後には「TOTOジャパンクラシック」を制して、米ツアー2勝目を達成した。
成績不振だった昨年のルーキーイヤーの経験を生かし、畑岡は世界トップレベルのゴルファーに急成長を遂げていた。
WOWOWでは、2018シーズンの総括として『LPGA女子ゴルフツアー2018総集編 〜 畑岡奈紗と振り返る飛躍の1年 〜』と題し、スペシャルゲストとして畑岡を迎え「好成績の秘訣や今年の戦いぶり」を本人の言葉を交えて総括する特別番組を放送する。
番組では、全米女子での優勝争い、念願の初優勝、最終戦でのトップ10入りなど、畑岡のハイライトの映像とともに振り返る。
苦しんだ昨シーズンから年間賞金ランク5位まで大躍進した理由に「パッティングが良くなったこと」と「パーオン率が上がったことでバーディチャンスが増えたこと」を畑岡があげた。
そして、アリヤ・ジュタヌガーンをはじめとするライバルたちによる畑岡評も飛び出す。
中でもゴルフ界のレジェンドであるアニカ・ソレンスタムの言葉に「まさかアニカさんからコメントもらえるとは」と驚きを隠せなかった。
また、事前に募集した視聴者からの質問には実に400を超えるほど多くの声が寄せられた。
「生まれ変わってもプロゴルファーになりたいですか?」という質問には「プロゴルファーにはなりたいですけど、違う職業もやってみたくて、宇宙飛行士もやってみたいです」と、まさに“NASA”らしい回答をした。
さらに同番組には、11月の「Qシリーズ(来季の米女子ゴルフツアーの出場権を懸けた予選会)」で36位に入り、一部の試合の出場権を得た18歳の山口すず夏もゲストとして登場。
畑岡と山口は、中嶋常幸プロが主宰するトミーアカデミーで中学生の頃からともに練習に励んだ仲。
山口が「アメリカで遊びに行くところは?」と訊ねると「リフレッシュすることも大事だと思うので、少し時間が空いたら一緒にショッピングに行きたい」と、畑岡が笑顔で誘う一幕もあり、仲が良い両選手の会話にスタジオは和やかな雰囲気に包まれた。
番組の最後には「来年はメジャーで優勝したい」(畑岡)、「出られる試合でしっかり上位にいって、2020年の東京五輪につなげられるように成績を残したい」(山口)と、それぞれ来季の目標を誓い締め括った。
収録後、「こういう形式の番組に出るのは初めて」と言う両選手の感想。
「たくさんゴルフを見てくださってる方がいるので、なかなかシーズン中だと話せないこともたくさんあり、テレビを通して、(視聴者の方と話が)できたことはすごく良かったと思います」(畑岡)。
「普段、自分のプレーをテレビ画面で見ることは少ないので、それを振り返って『恥ずかしいな』と思ったこともあったんですけど良い経験になりました」(山口)
12月15日(土)午後1時~[WOWOWライブ]