今季のプロ野球で新たに導入されるリクエスト制度について

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プロ野球は3月30日にセ、パ両リーグがそろって開幕されるわけだが、今シーズンからいくつか新ルールが加わる。

まず申告敬遠。監督が審判員に敬遠の意思を伝えるだけで、投手は4球投げずとも打者を一塁へ歩かせることができるというもの。

次に投手の2段モーションが反則投球ではなくなり、昨季までより緩和されることになった。

これらのルールに加えて、リクエスト制度が新たに導入されるのだが、このリクエスト制度に焦点を当て、考えられる影響などを紹介しておきたい。

米大リーグではすでに採用されている制度

リクエスト制度とは、審判の判定に異議がある場合に監督がリプレー検証を要求することができる制度で、米大リーグではチャレンジシステムと呼ばれ、2014年から実施されている。

昨季までも本塁でのクロスプレーや本塁打かどうかの打球の判定など、審判員が必要と判断した場合はリプレー検証が行われていた。

実際に昨季の日本シリーズでも、本塁でのクロスプレーにリプレー検証が行われ、その結果判定が覆ったことは記憶に新しい。

今季から導入されるリクエスト制度では、ストライクボールの判定、自打球、ボークなどを除くほとんどのプレーに拡大され、併殺プレーなど際どいプレーなどで、映像検証を行うケースが予想される。

そのため、併殺プレーへの対応に取り組む球団も多いという。

また、勝敗に直接かかわらないような場面でも、個人の記録などを考慮して要求することも考えられるため、映像検証は増加する見通しである。

すでにオープン戦などでは何回か利用されていて、判定が覆ったケースもある。

リクエスト制度を使える回数や検証時間が決められているものの、映像検証が増えることによって、試合時間が長くなることも懸念される。

リプレー検証を行う際は場内アナウンスでファンに告知されるが、球場内の大型スクリーンで映像を流すかどうかは、各球団の判断に委ねられている。

いちファンの意見としては、アウトかセーフかを自分たちの目でも確かめたい。

ちなみに米大リーグでは、球場内にも映像が流されるのが一般的である。

また、ひとつのプレーで大きく試合の流れが変わることもあり、勝敗が決まってしまう場合もあるので、映像による正確な判定がなされるのはおおいに賛成だが、選手の集中力が途切れないかなどは心配である。

最後に日本のリクエストと大リーグのチャレンジの違いについて、リプレー検証できる回数や時間、検証システムを紹介しておく。

日本 大リーグ
回数 九回までに2回。判定が覆った場合は回数に数えない。延長に入ると回数はリセットされ、新たに1回プラスされる。 1回。判定が覆った場合は回数に数えない。プレーオフは2回。
時間に関する規定 判定後「速やかに」要求。検証時間は「5分以内」で、確証のある映像がない場合は審判団の判断とする。 判定後「30秒以内」に要求。検証時間は「2分以内」で、確証のある映像がない場合は審判団の判断。
検証システム 各球場のテレビ中継映像を使用。 ニューヨークの事務所で管理する、全球場に設置された複数台のカメラの映像を使用。

表引用:読売新聞

画像引用:デイリースポーツ

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