MLB(米大リーグ機構)は4月3日、今シーズンの125試合をストリーミング放送することで、中国のIT大手テンセントと合意したと明らかにした。
米国のNBA、NFL、NHLといった他の主要スポーツはすでにテンセントと契約を結んでおり、MLBもこれまでに中国市場開拓の取り組みを進めてきた。
中国人の野球選手の育成に向けた施設も運営しており、こうした施設からMLB契約を勝ち取った選手も出てきている。
試合中継は4日のクリーブランド・インディアンス対ロサンゼルス・エンゼルスからスタートしていて、レギュラーシーズンの試合のほか、オールスターゲームやポストシーズン、ワールドシリーズなどの中継も行う予定だ。
テンセントによると、同社のソーシャルメディアを利用するアクティブユーザーは10億人を超えるといい、MLBにとっては、中国という巨大市場進出の足掛かりになりそうである。
また、テンセントは中国国内をツアーする野球のイベント「MLBベースボールパーク」の公式パートナーになり、MLBのファンクラブの運営にも協力するという。
CNN.co.jp : 米MLB、中国市場進出へ テンセントと試合中継で合意