日本ウィルチェアーラグビー連盟・日本ハンドボール協会が副業・兼業限定でプロ人材を公募

株式会社ビズリーチが運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は、一般社団法人日本ウィルチェアーラグビー連盟と公益財団法人日本ハンドボール協会の計6職種を、副業・兼業限定で2019年2月21日から3月20日まで公募する。

募集期間の約1カ月間、「ビズリーチ」のサイト上に特設ページを開設する。

なお、本公募により得られた知見は、株式会社ビズリーチがスポーツ庁から受託している「平成30年度スポーツ産業の成長促進事業『スポーツビジネスイノベーション推進事業』」の一環として、スポーツ庁に報告する。

公募ページURL：
＜日本ウィルチェアーラグビー連盟＞https://www.bizreach.jp/content/653
＜日本ハンドボール協会＞https://www.bizreach.jp/content/652

自立経営ができる組織を目指す日本ウィルチェアーラグビー連盟

ウィルチェアーラグビーの日本代表は、2018年に開催された世界選手権で優勝し、2020年のパラリンピックでは金メダルが期待されている。

しかし、競技としての認知度は低く、JWRFはスポンサーの獲得や大会運営・集客に課題を抱えている。

このようななか、2018年7月に安心・安全な食品宅配事業を運営するオイシックス・ラ・大地株式会社の代表取締役社長である髙島宏平氏が理事長に就任した。

髙島氏は、公益社団法人経済同友会 東京オリンピック・パラリンピック2020委員会の委員長も務めており、パラスポーツの推進者としても知られている。

それらの課題を解決し、JWRFが自立経営できる組織を目指して、事業や組織体制の強化に取り組み始めている。

ハンドボール界の収益化に向けて、企業と協働する日本ハンドボール協会

ハンドボールは、小学生から社会人まで幅広い世代に親しまれており、選手登録数は約10万人に上る。

また、2018年に行った日本代表とドイツ代表の試合では、立ち見が出るほどの観客数を動員した。

しかしながら、JHAは収益化できず運営資金が不足している状態である。

このようななか、2017年10月に湧永製薬株式会社の代表取締役社長である湧永寛仁氏が会長に就任した。

湧永氏は、ハンドボール界のエンターテインメント化による収益化を目指し、企業と協働する取り組みを開始する予定である。

スポーツビジネスを推進するために、副業・兼業限定でビジネスのプロを募集

このように、企業の経営者が代表を務めるJWRFとJHAは、ポスト2020年を見据え、スポーツのビジネス化を推進している。

これを推進していくためには経験とスキルを有するビジネスプロフェッショナルの力が不可欠である。

しかし、現状では、それぞれ2つの団体が正規職員を複数人採用するのは困難である。

そこで、「副業・兼業限定」で優秀なビジネスプロフェッショナルを広く募るために、即戦力人材148万人以上（2019年2月現在）が登録する「ビズリーチ」で、本公募を実施する。

本公募では、経営戦略ストラテジスト、デジタルマーケティングプロデューサー、スポンサード企画プランナーなど2団体で計6職種を募集する。

JWRFでは他競技団体とのコラボレーション企画やスポンサー企業への渉外構築、JHAでは事業戦略立案、ロードマップ策定、CRMツールを活用したマーケティング戦略立案などを推進してもらう。

公募概要

スポーツ2団体が副業・兼業限定でプロ人材を公募　日本ウィルチェアーラグビー連盟・日本ハンドボール協会が募集