ナイキは新感覚のクッションソールを搭載したランニングシューズ「ナイキ エピック リアクト」を2018年2月22日に発売する。
「ナイキ エピック リアクト」が実現したのは、「柔らかさ」「反発力」「軽さ」「耐久性」の4つ。
これまでこれらの要素をひとつの素材で実現するのは困難だったというが、「ナイキ エピック リアクト」は見事にそれらを可能にした。
柔軟性と軽さをナイキの既存モデル「ナイキ ルナエピック LOW フライニット 2」と比べると、11%も柔軟性がアップし、5%の軽量化に成功したという。
さらに弾力性もルナエピックのLunarlonフォームと比べると13%もアップしている。
また、「ナイキ エピック リアクト」は耐久性も高く、すでに800km以上走ったリアクトをテスターたちに使ってもらい、何km走ったシューズだと思ったか聞いてみると、平均値はなんと約24kmだった。
ナイキが3年かけて開発した新素材
同社がランナーたちにクッショニングの改善点を尋ねたところ、かえってきた答えは「すべて」というシンプルなものだった。
そこからナイキの化学者たちは3年もの時間を費やし、新しい素材や設計方法を試してきた。
そうして開発された新しいフォームが「ナイキ リアクト」だ。
ソール部分にナイキリアクトを使用しており、これまでのEVA素材よりも柔らかく、路面の凸凹を感じにくくなっている。
溝の深さが場所によって異なり、深い部分はクッション性が高く、浅い部分は硬さを確保している。
また、ソールが潰れるのを防ぐために厚みがあり、かかと部分の幅を広くすることで、クッション性と安定性を実現した。
さらにソールの前足部分とかかと部分にはブルーのラバーパーツが付いており、耐久性を高めている。
アッパーは既存モデル「ナイキ フライニット レーサー」をベースに開発されたものが使われており、靴下のような履き心地とフィット感が特徴的だ。
「柔らかさ」「反発力」「軽さ」「耐久性」の4つを備えた「ナイキ エピック リアクト」はまさに、ナイキがめざした、ふわ・かる・びよーん。なランニングシューズだ。