第91回選抜高校野球大会の開幕が3月23日、組み合わせの抽選会が3月15日に控えている。
ドラフト指名4選手を有し、昨年の本大会に優勝した大阪桐蔭が落選したことが、スポーツメディアで取り上げられていたが、今年も複数の注目校が名を連ねる。
U-18日本代表のピッチャーなどの逸材を揃えた星稜、明治神宮大会で初優勝した札幌大谷、激戦区である近畿地区を制した龍谷大平安。注目高校の出場が決まっており、今年も見どころが多い。
今回は、「gooニュース」の「センバツ速報」のPV数から、2018年に開催された第90回選抜高校野球大会の注目試合ランキングを作成。このランキングに触れながら昨年の注目試合を振り返っていきたい。
明秀学園日立VS大阪桐蔭
1位は3回戦の明秀学園日立VS大阪桐蔭となった。
甲子園初出場ながら3回戦まで勝ち上がった明秀学園日立。
対するは投打ともに世代屈指の能力を持つ選手が集まり、春2連覇を目指す大阪桐蔭。
当時ドラフト注目選手であった大阪桐蔭の根尾昂が甲子園初の先発登板となったことで、注目された試合だった。
結果は5-1で大阪桐蔭の勝利。
8回まで2安打と、明秀学園日立は根尾を打ち崩すことができなかった。
智辯学園和歌山VS東海大学付属相模
2位は準決勝の智辯学園和歌山VS東海大学付属相模。
どちらも大阪桐蔭とともに優勝候補の一角を占める強豪である。
試合は壮絶な乱打戦となった。
東海大学付属相模が1回に4点を先制すると、智辯学園和歌山が4回に逆転。東海大相模が再逆転し、6回には5点差がついたが、智辯学園和歌山打線が8回に同点まで追いつく。
延長10回までもつれ込んだシーソーゲームは、犠牲フライとタイムリーで2点を加えた智辯学園和歌山が12-10で制した。
三重VS大阪桐蔭
3位は準決勝の三重VS大阪桐蔭。前回王者大阪桐蔭に挑むは、日本大学第三に8-0、星稜に14-9と強豪相手に大量得点を積み重ねて勝利をもぎ取ってきた三重。
この試合は投手戦となった。
2-2のまま延長12回まで、大阪桐蔭の柿木蓮、根尾昂の2投手と互角に投げあった三重の定本拓真。
王者をあと少しというところまで追い詰めたが、大阪桐蔭4番の藤原恭大にサヨナラタイムリーを許し、涙を飲んだ。