e-Sports分野における事業展開の開始、およびカプコン「ストリートファイターリーグpowered by RAGE」グランドファイナルへのICTサプライヤとしての参画について
●東日本電信電話株式会社は、e-Sports(※1)分野における事業展開を開始し、e-Sportsを通じた地域活性化を推進していく。
●具体的には、高品質で安定した通信ネットワーク、東日本エリア全域に保有する通信ビルのスペース等を活用し、「e-Sports イベントや関連施設へのICT環境の提供」や「e-Sportsイベント受託」等に取り組む。
●第一歩として、株式会社カプコンが、3月21日(木・祝)に秋葉原で開催する、国内最大級の大会「ストリートファイターリーグ powered by RAGE」グランドファイナル大会に、ICTサプライヤとして参画する。
●グランドファイナル大会では、NTT東日本の閉域網とパブリッククラウドを活用し、宮城のパブリックビューイング会場へ模様を配信するほか、来場者向けに会場間を繋いだe-Sports対戦環境を構築する。
閉域網とパブリッククラウドの接続には、NTT東日本が提供する「クラウドゲートウェイ アプリパッケージ」を活用し、安定かつ低遅延の映像配信を実現する。
1. 本取り組みの背景
近年、e-Sports市場は急速な拡大傾向にあり、世界のe-Sports市場規模は、2017年に700億円を突破、2021年には1,700億円を超えるという予測もある(*)。
国内でも、2019年開催の茨城国体で文化プログラムに採用されるほか、経済効果や集客拡大等による地域活性化を期待し、自治体さま等がe-Sportsの誘致を検討する動きも出始めている。
e-Sportsイベント開催には、映像配信システムや大会会場をはじめ、ハード面の環境構築が不可欠だが、e-Sportsを地域活性化に活用したい自治体等では、それらの準備に関するノウハウが少なく、開催の障壁となるケースもある。
NTT東日本は、高品質で安定した通信ネットワークや東日本エリア全域に保有する通信ビルのスペース等を活用し、e-Sportsイベントや関連施設へのICT環境の提供、e-Sportsイベント受託事業等に取り組み、e-Sportsを通じた地域活性化を推進していく。
2. 展開する事業について
e-Sportsイベントや関連施設へのICTソリューションの提供
e-Sportsイベント会場やゲームセンター等の商業施設へ、高速低遅延の通信ネットワークや映像配信システムをはじめとする、NTT東日本のICTソリューションを提供する。
また、NTT東日本のサービスに留まらず、アクセラレータープログラム(※2)にて連携している企業のサービスも合わせて提供するなど、最新の技術でe-Sportsを支える。
e-Sportsイベント受託
事業者や自治体が、eSportsイベントを円滑に開催できるよう、イベント企画運営の支援等を行う。
さらに、高速低遅延の通信ネットワークや必要機材のパッケージを提供するほか、通信ビルのスペースをイベント会場として提供する。
3.グランドファイナル大会におけるNTT東日本の取り組み
グランドファイナル大会当日は、NTT東日本青葉通ビル1階にパブリックビューイング会場を開設し、大会の模様をリアルタイムに映像配信する。
対戦の様子だけではなく、会場の盛り上がり状況も「ギガらくカメラ」で撮影、配信することで、会場全体の熱気を届ける。
また、秋葉原と宮城の両会場間で、来場者が空き時間にe-Sportsのオンライン対戦を体験できる環境を構築する。
映像配信には、NTT東日本の閉域ネットワークとパブリッククラウドを経由するが、その接続にはNTT東日本が提供する「クラウドゲートウェイアプリパッケージ」を活用することで、安定かつ低遅延の映像配信を実現する。
この他、秋葉原会場には、来場者がスマートフォンで大会情報に簡単にアクセスできる「スマートプレート※3」や、サイネージやスマートフォンへ、トイレの空満情報を配信する「THRONE※4」など、最新のICTソリューションを提供することで、快適な観戦環境を提供する。
スマートフォンをかざすと、設定されたデジタルコンテンツが即座に表示される。
※4:バカン社が提供する、IoTを活用してトイレの空満状況を把握できる空席情報検索プラットフォーム。
トイレの空満情報を、サイネージやスマートフォンに表示する。